バケツ缶フィーダーの作成

今までさる園では竹筒フィーダーや、消防ホースフィーダーなどを作成してきました。

しかし今までのフィーダーでは位の高い猿が来てほかの猿が食べられなくなる(ニホンザルは序列社会であり、位の高い猿が優先的に食べられるため)という問題点がありました。

そこで今回は位が高い猿が来ても他の猿が食べられるように工夫して作成したのがバケツ缶フィーダーです。

※フィーダーとは動物が工夫しないと餌を食べることのできない道具のこと。

バケツ缶フィーダーはこのようにして作成しました。

①バケツの穴の大きさに合うように木の板に丸く印をつけます。

②木の板を丸い印よりも小さく切ります。

③バケツの底にいくつか穴をあけます。(猿がバケツのブランコで遊んだらこの穴からエサが出る仕組み)※穴の大きさは中に入れる餌によって変えます。

④木の板をバケツの中に入れて(バケツの半分ぐらいのところで板を止める)板が外れないように横からビスを打ち込み、木の板にはいくつか穴(餌を入れる穴なので下の穴よりは少し大きめにあけていますが、猿の手が入らないような大きさになっています。)をあけます。

⑤バケツのブランコと同じように取っ手をつけて鉄棒につけられるようにします。

バケツ缶フィーダーを設置する場所は高くなっているのでブランコを揺らしたら坂の下にも餌が落ちてほかの猿も食べられるようになっています。№2のテントちゃんが来ましたが他の猿達も食べれていました。(一番手前にいる大きい猿がテントちゃんです。)

遊んでいる動画はツイッターに載せてあるのでぜひご覧ください。https://twitter.com/Takaosan_Saruen/status/1431093061598154755

今後も様々なフィーダーを作成して猿たちにとって楽しい時間を増やせるよう努力していきますので応援よろしくお願いいたします。

byリョウ